潮干狩りに行って岩場や岸壁に
牡蠣を見つけた時って
ラッキーって思っちゃう方も
結構多いかもしれませんね。
たくさん採れたらおすそ分けも
考えることだってあるでしょう。
採りたてで新鮮でも
生で食べて大丈夫かな?
食中毒や食あたりでお腹壊すのも
ちょっと心配だったりしますが
いやいや火を通して加熱処理すれば
たぶん食べられるっしょ!と
もったいない病の私も思っていました。
今回は潮干狩りなどで
海で見つけたカキの危険性や
生食用や加熱用で販売されている
安全な牡蠣との貝毒の違いなども
紹介しましたので参考になればと思います。
潮干狩りで採った牡蠣はどうする?
潮干狩りで偶然にでも採れたカキは
その危険性を知っている方は
だいたい捨ててしまうことが多いです。
というのも牡蠣というものは
貝毒を溜めやすい貝なので
その危険性から海の生物でも
滅多には近づかないほどなんですよね。
それから生育環境によっては
そのプランクトンの影響で
猛毒となる場合だって普通にあるし
特に梅雨時期は注意したほうが良いですね。
でも、それならなんで生食の牡蠣が
販売されたり飲食店で
メニューに出されてるの?って
話になると思います。
しかも潮干狩りで採った場合には
めっちゃ新鮮ですよね。
次は生食に関する牡蠣の
説明をしたいと思います。
牡蠣は新鮮でもあたる?
牡蠣にあたる場合は
新鮮とか採れたてであっても
ほとんど関係ありません。
日本で流通している多くの
食用の牡蠣は清浄された海域で
育てられているので
基本的に環境自体が違います。
しかもそこで育てられた牡蠣は
殺菌された海水で
腸炎ビブリオやノロウィルスといった
内臓に溜まりがちなウィルス類を
減らすことでより安全になります。
また、生食用とされているのは
さらに無菌状態に近づけるために
特殊な海水を使うなどして飼育して
安全性を高めていたりもします。
基本的にその辺の海に落ちてたり
海岸にへばりついてるものとは
比べ物にならない安全性があるんですね。
だったら加熱すればウィルスなんて
死滅するから食べられるんじゃない?
捨てるとかもったいないよねーって
思っちゃうかもしれません。
次はその加熱処理について紹介しますね。
牡蠣の貝毒は加熱処理すれば食べられる?
先ほど紹介した通り牡蠣には
ノロウィルスや腸炎ビブリオなど
多くのウィルスを溜め込みます。
しかしそのような食中毒の原因は
多くの場合熱処理で防ぐことができます。
だったら海岸で拾った牡蠣も
普通に食べられるような気がしますよね?
ところが最初に説明したように
牡蠣は貝毒を溜めやすい貝です。
ウィルスのように加熱しても
貝毒は消えません。
そのためスーパーなどのように
店頭で販売されている牡蠣は
貝毒の検査がされているので
安心して食べられるんですよね。
つまり検査も通過していない牡蠣は
生はもちろん加熱も危険ということです。
そのため潮干狩りで
牡蠣を見かけたとしても
食べない、近づかないというのが
一番無難でしょうね。
ましてや人にあげたりとかも
当然ながらご法度です。
逆に牡蠣をもらった場合には
くれた人の入手方法がわかれば
対処もしやすいと思いますよ。
潮干狩りで採った牡蠣は新鮮でもあたる?貝毒は加熱処理で食べれる?のまとめ
潮干狩りで見つけた牡蠣は
いくら新鮮でもその環境次第では
猛毒ともなる場合もあるので
近づかないのが賢明です。
販売用のものとは
全く違った生育環境の牡蠣は
生はもちろん加熱処理でも
調理法にまったく関係なく危険です。
逆に牡蠣を見つけてラッキーと
思っちゃいがちですが
潮干狩りは普通にあさりやハマグリに
集中したほうが楽しく
良い思い出も作りやすいかもしれません。
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